パリ警察とデモ参加者、マクロン氏の年金改革をめぐり3夜連続衝突
[パリ 3月18日 ロイター] - パリ警察は土曜日、3夜連続でデモ参加者と衝突し、政府が議会の投票なしに公的年金受給年齢の引き上げを強行することへの怒りの中、数千人が国中をデモ行進した。
増大する不安とストライキにより、エマニュエル・マクロン大統領は、4年前のいわゆる「ジレ・ジョーヌ」(黄色いベスト)の抗議活動以来、自らの権威に対する最も重大な挑戦に直面している。
「マクロン、辞任せよ!」 「マクロンは崩壊するだろう、我々は勝つだろう」とデモ参加者はパリ南部のイタリア広場で叫んだ。 ゴミ箱に火が放たれる中、機動隊は催涙ガスを使用し、群衆の一部と衝突した。
前夜の61人の逮捕者を出したデモを受け、市当局は土曜夜、パリ中心部のコンコルド広場と近くのシャンゼリゼ通りでの集会を禁止した。 土曜日の夜の逮捕者は81人だった。
フランスの首都ではこれに先立ち、「革命永久運動」集団の学生と活動家のグループがショッピングモールのフォーラム・デ・アールに一時侵入し、ゼネストを呼びかける横断幕を振りながら「パリ立ち上がれ、立ち上がれ」と叫ぶ様子がソーシャルメディアに動画で掲載された。を示した。
BFMテレビはまた、北部のコンピエーニュ、西部のナント、南部のマルセイユなどの都市で進行中のデモの映像を放映した。 南西部のボルドーでも、警察は火災を起こしたデモ参加者に対して催涙ガスを使用した。
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ブルーノ・ルメール財務大臣はル・パリジャン紙に対し、「改革は実行されなければならない…暴力は容認できない」と語った。
フランスの主要労働組合の広範な同盟は、変化を強制的にUターンさせるために引き続き結集すると述べた。 木曜日には全国的な争議行為が予定されている。
パリの街路にはゴミ収集労働者らの参加によりゴミが山積みになっている。
トータルエナジーズ(TTEF.PA)の製油所や貯蔵所(フランス南東部のフェイザンや北部ノルマンディーなどの拠点)の運営スタッフの約37%が土曜日にストライキに入ったと同社の広報担当者は述べた。 鉄道ではローリングストライキが続いた。
1月中旬からの8日間にわたる全国的な抗議活動と多くの地元の争議行為はこれまでのところおおむね平和的に行われているが、ここ3日間の騒乱は2018年末に燃料価格高騰をめぐって勃発した黄色いベストの抗議活動を彷彿とさせる。 これらのデモにより、マクロン大統領は炭素税への部分的な方向転換を余儀なくされた。
マクロン大統領の見直しにより年金受給年齢は2歳引き上げ64歳となるが、政府は制度の破綻を防ぐためにこれが不可欠だと主張している。
ドミニク・ヴィダロン、ジル・ギョーム、フォレスト・クレランによるレポート。 編集:デヴィッド・ホームズ、ピーター・グラフ、ダニエル・ウォリス
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